散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

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「糞尿史」と「地名の研究」


たまたま「糞尿史(鈴木一舟著)公共投資ジャーナル社刊」という本を手に入れました。
副題には「遷都は糞尿汚染からの逃避だった」とあって、
トンとしばらく更新をご無沙汰していたメタ坊ホームページ「散歩の閑人」の、
「町の履歴書」の書き込みのきっかけにと再読している「横浜の町名」の、
何かの参考になればと読みました。

主な内容は、
飛鳥時代大化の改新ののち、西暦667年に大津宮天智天皇中大兄皇子)が都を移して以来、
平安京(今の京都)に都が定まるまでの127年間に5回の遷都を繰り返した。
国家鎮護のために仏教の興隆を図る必要から、大寺や金銅仏を積極的に建立したことが、
かえって全国から人足や資材を集中させたところに、金銅仏製作に伴う鉱毒が影響して、
中毒患者が発生、大量に垂れ流された糞尿により、汚染が拡大する。
天変地異や病気の蔓延は、天皇の不徳によるものと考え、
より環境の良い上流部(北方)へと遷都していったというもの。

その中で、「日本の医療史(酒井シヅ著)」がよく引用されているので、購入。
また、平安京応仁の乱で灰燼に帰したのち、豊臣秀吉が再建を図るのですが、
その関係で「河原ノ者・非人・秀吉(服部英雄著)」も同時に購入しました。

ところで「横浜の町名」に町名の由来の解説が書かれている場合に、
「地名の研究(柳田國男著)」がよく引用されています。
昔、読んだ記憶があるのですが、あらためて再読してみると、
あのランチの食レポでコメントした「唐家村」は、
中国特有の地名の付け方で、唐一族が土地を領有すると、
その名を採って地名とするために、至る所に同名の町や村があると書いてありました。
ですから、陳一族が領有すれば「陳家村」、楊一族なら「楊家村」となる訳です。