
昭和100年映画祭というのを、映画配給会社の垣根を越えて、昭和を代表する名作・ヒット作の映画42作を、映画館で再上映するイベントをしていたことを、あとになって知りました。
もっぱら、パソコンとテレビで情報を得ているだけでも、結構な情報量だと思うのですが、それも自分の関心事だけに限られるので、今回「横須賀」というキーワードを打ち込んだためか、Youtubeの配信リストの中に、日活映画の「豚と軍艦」が出てきました。
以前にも長門裕之さんが亡くなられた折に動画配信がされていて、横須賀をロケ地に映し出される場面それぞれに、いろいろな記憶がダブってきて、ストーリーよりも「この場所、今はどう変わったんだろう?」ばかり漠然と考えていました。
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聖ヨゼフ病院にはよくお世話になっていましたし、幼稚園に通うころには母に連れられサイカヤへ行き、ウィンドーショッピングに付き合わされるのに飽きて、1人で「ドブ板通り」を歩いて汐入駅に出、バスに乗って帰ったものです。
「豚と軍艦」は、今村昌平監督による1961(昭和36)年に公開された作品ですので、メタ坊5歳の横須賀を背景にしています。
内容が内容ですので、冒頭「これはすべて架空の物語である」の文字が大きく映し出されますが、ここに描かれる物語や描写は現実にあった光景だったと、物心つくころから結婚して横須賀を離れるまで、大にも小にもドブ板通りを行き来し、見つめてきたメタ坊にとっては、映像としてよく残してくれたものだと、今村監督には感謝する限りです。
いわゆるダークな部分、思い出したくないものは、消し去りたいと考えがちですが「昔があるから今がある」訳で、発展を遂げたもの、今でも変わらないものを検証して、未来にどうあるべきかを考えるきっかけになればいいなと思います。
日活フィルムアーカイブでありがたいのは「もう一度見たい」という要望に応えていること。
今回は、日活創立記念企画として、このほかに「幕末太陽伝」「伊豆の踊子」などが配信されています。